動画制作入門
~PR動画を作ってみよう!~
ROOTS & School特別授業
動画制作入門~PR動画を作ってみよう!~レポート
2025年11月15 ~ 16日の2日間、やまがたクリエイティブシティセンターQ1にて、「ROOTS & School特別授業【動画制作入門 ~PR動画を作ってみよう!~】」が開催されました。主催は山形市と株式会社Q1です。
これは、2024年10月からはじまった動画制作ワークショップ・シリーズの4回目となるもの。創造都市やまがたのこれからの映像文化を担う人材育成に寄与するプログラムとして期待されています。講師を務めたのは前3回に引きつづき、映像制作チームBright lightのディレクターである片桐賢久さん。やまがたクリエイティブシティセンターQ1のイベント記録をはじめ、さまざまな動画作品の制作を担当されています。
これまで同様、ワークショップは少人数制。今回は7名の市民のみなさんが参加しました。

楽しんでやってみよう
「PR動画を作ってみよう」というタイトルの通り、このワークショップでは参加者一人ひとりが撮影、編集などの作業をじぶんで実際におこない、最終的には3分程度のPR動画を完成させることをめざします。1日目はおもに撮影について、2日目は編集について、基礎的なことを学び、実際にカメラやPCを使って作業をしながら、動画作品にまで仕上げるプロセスのすべてを体験していきます。
はじめに、講師の片桐さんから「わたしにとっての動画制作は趣味からはじまり、それがやがて本業になっていきました」というご自身の経歴に触れた挨拶がありました。とにかくまずは、やってみること。つくってみたいという好奇心や、どんな映像をつくろうか、どんな物語にしようか、と想像することを大切にすること。そうしたワクワクをかたちにするための方法論を学ぶのが、このワークショップなのです。片桐さんのようにやがて動画制作を生業にしていく人がここから育つかもしれません。
今回参加されたみなさんのなかにはまったく動画を制作したことがないかたもいれば、このワークショップ・シリーズに参加するのはこれで3回目、というリピーターのかたもいました。経験も年齢も職業も実にさまざま。それでいて、「じぶんで動画をつくりたい」というモチベーションを強く持って参加していることは、全参加者に共通していました。

基礎を学びつつ、実践しながら前に進もう
動画制作には、企画、撮影、編集、公開といったいくつかのフェーズがありますが、そのそれぞれにおいてたくさんの基礎的な知識や技術が必要になります。企画では、たとえば、どんな構成にするのか、シーンを詳細に決め込むのか、それとも緩やかにしてドキュメンタリー的にするのか、など。撮影では、露出やシャッタースピード、ホワイトバランスをどう設定するのか、構図は、音声は、そのためのマイクは、カメラワークはどうするのか…… など。また、編集においては、どれだけアプリを使いこなせるか、ということも大事になってきます。素材のインポートから、タイムライン編集、トランジションのテクニック、BGM挿入など。
こうした基礎をみんなで学ぶ座学の時間もありつつ、さらには講師の片桐さんが参加者一人ひとりの作業を見守りながら「こういう時はどうしたらいいのか」「こうしたいのだけどどうしたらいいのか」というような質問に答えていきました。



ワークショップ終盤では、全員が作品を仕上げ、鑑賞会をおこないました。
文翔館や御殿堰を撮影した作品、知人の職場を紹介する動画、Q1内のカフェのPR、アウトドアメーカーの商品CMなど、題材も表現も実に多彩で、どれも新鮮な作品となっていました。
最後に、講師の片桐さんから参加者のみなさんへ、「動画というのは正解があるわけではありませんし、じぶんのこだわり次第でどこまでも時間をかけてつくりこむことができます。いろんな素材があり、いろんな編集のやりかたがありますから、ぜひそれぞれに探究していただきたいと思います」という励ましの言葉がありました。
第4回までを終え、この動画ワークショップ・シリーズを体験された市民の数は累計25名を超えました。ゆっくりと、しかし着実に、この創造都市やまがたに暮らす市民の動画リテラシー向上が図られています。